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素敵な恋愛エピソード

僕は今日「新婚さん、いらっしゃっい」に出てた新婚さんのエピソード話を聞いて感動して涙しました。


ご主人43歳。大阪でバンドをやってる。奥さん23歳。歳の差夫婦のお話です。


彼女の母親が彼のバンドのファンで、彼女が13歳の時、母親にライブに連れて来られたのが二人の出会い。

たまたま彼女が楽器をしていて、母親のノリで一曲だけ練習でセッションする事なったらしい。

彼女は最初、見知らぬおっちゃんの横で楽器を演奏する事が凄く嫌だった。

でも何度か試しているうちに楽しくなって中学卒業するまで、練習セッションが続いた。

彼は、彼女が中学を卒業する15歳の誕生日に彼女を映画に連れってあげた。

もちろんその時は恋愛感情などあるはずもなかった。


映画を観ていた彼に、彼女は、

「ポップコーン食べる?」って声掛けた。

彼が手のひらを受け皿に手を差し出すと、彼女は何と、ポップコーンを摘んで彼の口に投げ入れたのです。

もちろん彼女は女子中学生らしいノリで。

でも彼の心の中が何か得体の知らないものに突き動かされて、頭が真っ白になってしまった。

その後の映画のストーリーは何も入って来なかったらしい。


しかし彼も大人の理性を取り戻し、その後は全く何も無かったかのように彼女に接した。

彼女もまた、高校を卒業する3年間、彼との練習セッションを楽しんだ。


そして高校を卒業する3年の誕生日、彼女は彼のバンドのライブに出ることになった。

本番で彼女は緊張の余り、全く楽器を演奏する事が出来ず、その曲が終わる5分間、ステージの上で立ちすくんでしまった。

彼女はその曲が終わると、悔しくてステージを飛び出し、楽屋の隅で泣いた。

彼は彼女の後を追いかけてきて、彼女にそっと声を掛けた。

「大丈夫だよ」

そして何も言わず彼女の傍で30分居た。


彼女はこの時、「この人の横に居ると安心する」って思ったそう。

彼はこの時、6年間蓋をしていたあの日の感情が蘇って来て、「僕はこの人が好きなんだ」と確信したそう。


彼は彼女が高校を卒業するのを待って告白しようと決心した。

でもその前に、彼女の母親に「彼女に自分の気持ちを告白しても良いか」と確認した。

すると彼女の母親は「あなたの気持ち最初から分かっていたわよ」って言われたそう。

彼は彼女に告白した。

出会いから6年、二人は付き合い始めた。


彼は彼女の母親との約束である門限10時を頑なに守った。

「彼女が今電車に乗ったから、10時までには家に着きます」

と逐一、母親に報告した。


付き合い始めて1年経った彼の誕生日に彼女の母親からプレゼントチケットが届いた。

それは門限時間延長の回数券だった。

1時間延長券2枚、30分延長券2枚、合計4枚。

チケットの裏には利用する1週間前までに事前連絡する事と記載されていたらしい。


付き合い初めて3年目のデートの日。

彼女を待っていた彼の前に彼女が突然現れた。

彼女はひざまづき、彼に婚約指輪を差し出して「私と結婚してください」とプロポーズした。

彼は驚き「プロポーズって男がするものじゃ無いの?」と聞くと、

彼女は「誰がそんなルール決めたの?」と彼に言った。

そして彼女は「結婚したいと先に思った方がプロポーズしたら良いのよ」って彼に言ったそう。

初めて二人が出会ったあの日から、9年もの歳月が流れていました。


近所のスタバ。

今日はカフェモカトールのアイス。